鈴木達央 Tatsuhisa Suzuki Official Website

DIARY

手紙

2020年4月16日

誰もが知らずに何かが霞んでいくのは嫌だから、ここに書くよ。

19の時に出会ってから、長いことお世話になりっぱなし。仕事が繋がるようになる前から、相談乗ってもらったり、飲みにも連れてけってわがままこいたり。いつも「なんだよ、たっつん」とか言いながらも、いっつも約束は守ってくれて。スタジオで会えばいつものらりくらりしながら、良い雰囲気をずっと出して。音響監督の時なんて「これは、たっつんにしかお願いできないんだよ」なんて、嘘だか本当だか分からない事言って。
今だから言うけど、俺は毎回真に受けてたし、本気で毎回嬉しかったよ。あんたにそうやって言われることが。

たまに声とか芝居が似てるって言われるって話すと「なんだよ、気持ち悪りぃ」とか言ってたくせに、サングラス裏の目はいつも嬉しそうに緩んでた。喫煙所で話すのが好きでさ、あんたを見つけるとすぐそこに向かってた。
「よっ」って言われるの、こそばゆかったけど、いつも嬉しかったんだ。

芝居の話はしないよ?
それは俺の心の中に閉まっとく。

大変そうなのは知ってました。
でも、声をかけるのはやめてました。
あなたはそれを嫌うから。

思い出すのは、いっつも必ず俺に会うとあなたの言う「よっ、たっつん」ばっか。
なんだよ、他にも思い出させろよ。

いっつもわがまま聞いてくれて、ありがとう。
いっつもくだらない話も真面目な話も付き合ってくれて、ありがとう。

ずっと、悔しいくらいかっこいいジジィだなぁって思ってましたよ。
ずっと最高でしたよ。
ずっと最強でしたよ。

どこまでもかっこいいんだから。
妬けますよ。

俺がそっち行く時には、いっぱいお土産話あるんだかんな?そっちの美味い酒と煙草、先に探しといてください。ちょっと、まだ時間かかるかもしんないんだけど、話したいこと、本当に沢山あるんだから。

そろそろ締めます。
どうせ読まれない手紙なんだから、長く書く事もない。

また、笑顔で会いましょう。
いつでも、どこでも。

愛を込めて。