鈴木達央 Tatsuhisa Suzuki Official Website

DIARY

仕事仲間と友達。

2019年9月30日

何ができたんだろう。と、夜になると考える。当たり前だけど、陽が登れば台本を持ったり、曲を作ったり、ツアーのリハーサルに向かったり、とにかくマイク前に向かう。

表で言った事はなかったけど、メールしたり行った時には前乗りしてでも会う時間作って、アニメの話して、夢物語を語って「いつか、また一緒にアニメ作るのが夢なんだよなぁ」って、笑ってた。くっだらねぇ話ばっかして。
歳の離れた友達だけど尊敬してるってお互い言い合ってた。
プロだから、私情入れずにもっとお互い力を付けて、また一緒に「スタジオで再会しよう」って話してた。

たまにしかメールしてこない彼は、いつも俺の別の作品を見たりしたらメールくれたりして。
年も近いもんだから、メールではやたらくだけた感じで話してた。
次に会ったら話したいこと沢山あったのにさ。
ワガママ言いたいこともあったのにさ。

全部、本当の夢にしてどうすんだよ。

会えばみんな俺なんかでも優しく接してくれて、楽しそうに話してくれて、聞いた事も全部丁寧に教えてくれて。どんな場所かも全部教えてくれた。みんなの顔がとっても輝かしかったのを昨日の事のように覚えてる。

馬鹿な俺は、ついつい人は生き続けるものだと感じてしまう。
その考えが如何に傲慢なことか。思い知らされた。
でも、いつもの様に毎日はやってきて。いつもの様に別に表で何か言うわけもなく、粛々と仕事をして、家に帰って、なんだか悲しくなって泣いて、憎くて憎くて何を責めたらいいのか分からなくなって、なんだか辛くなって逃げ道がなくて、毎日のように飲んで。必死に人と会う約束作ってみたり、はしゃいでみたり。なんなんだろうな。
人前出れば、こんなに俺は普通な振りができるんだな、クソだなって思っては、その作品には関係ない事ではあるから、これも一つの正解なんだよなって、訳わかんないジレンマに襲われたり。

毎日、マイク前に立ってるよ。
いつもの様に、監督やアニメーターやスタッフの皆さんと見えないキャッチボールしてるよ。
仲間と一緒に音楽作って、アートを作って、ライブして、相変わらずだよ。新しいアルバムも作ったんだぜ。いっぱい頑張って作ったからさ、渡したかったんだよ、ほんとに。

きっとさ。
いっぱい心配な事もあると思うからさ。
安心できる程度にがんばるからさ。
気楽にそっちで観ててよ。
外側で観るのも悪くないな、って思えるくらいには良いフィルムや音楽を作れるよう、精進するからさ。

負けねぇよ。
だから、ちょっとゆっくりしてて。

ありがとうね。
そろそろ、前向くよ。